日蓮正宗法華講能持寺支部は、総本山大石寺にまします本門戒壇の大御本尊を信仰の根本とし 、血脈付法の御法主上人の御指南に随順して、正法興隆と広宣流布を目指すとともに 、信徒各位の「自行化他」にわたる信心の育成を目的とする、日蓮正宗信徒の組織です。
能持寺支部には御住職のもとに、講頭を中心とした法華講支部が組織され、 そこに壮年・婦人・青年・少年などの各部が設けられています。
日蓮大聖人は信仰を実践するに当たり、信・行・学という3つの大切な意義を示されました。
@信 御本尊に対する絶対の信仰心
A行 信仰を確立するための修行
B学 日蓮大聖人の仏法を正しく学ぶこと
このうち「行」には
・自行 勤行・唱題・寺院、総本山参詣
・化他行 折伏
があります。
個人や家族の幸せはもちろん、社会の浄化などは、正しい御本尊に対する信・行・学の実践によって得られるのです。
勤行は「勤めて善法を行う」ことで仏前でお経を読み、礼拝することです。
勤行は、寺院よりお貸し下げ頂いた御本尊に向かって毎日2回、朝・夕に行います。
これを実践することによって、功徳を積み、幸福な境界を築くことができるのです。
唱題とは、日蓮大聖人が顕された本門の本尊を信じて「南無妙法蓮華経」の題目を唱えることです。
・即身成仏
私達が御本尊を信じて唱題する時、私達に具わる仏性が顕れて、御本尊と境智冥合して 一体となり、その身そのままの姿で成仏することができるのです。
・罪障消滅
唱題によって、過去世からの悪業による罪障をことごとく消滅し、必ず幸福になることができるのです。
御報恩御講は日蓮大聖人の御命日である13日を中心に毎月奉修される法要です。
現在は毎月第2日曜日に行われています。
法要では献膳・読経・唱題の後に御住職が大聖人の御書をもとに法話をされ、 正しい信心の在り方を示されます。
日蓮正宗では古来、総本山大石寺へ参詣し、御法主上人の大導師のもとに 本門戒壇の「大御本尊」にお参りして「御開扉」をお受けすることを「登山」と 言い習わしています。
「大御本尊」への「渇仰恋慕」の心をもって登山することで、大御本尊の 御威光に照らされ、自らの罪障を消滅することができるのです。
折伏とは、日蓮正宗を信仰していない人に、不幸や苦しみの原因が誤った思想や宗教にあることを教え、日蓮大聖人の仏法こそが、 真実の幸福を得る唯一最高の教えであることを説き示すことです。
折伏は揺るぎない幸福な人生を築くための「最高の仏道修行」です。
参考:信心の原点他